FX基礎 投資全般

FOMCとは、日程や時間から利上げやテーパリングとの関連までわかりやすく説明

 

 

今回は、株やFXなどの投資家であれば知っておかなければいけない、FOMC(Federal Open Market Committee)日本語で言う連邦公開市場委員会の解説をしていきたいと思っています。FOMCは多くの投資家が注目するイベントです。

 

日程や時間、発表される利上げやテーパリングなどまでわかりやく解説して行きます。

 

 

この記事で解決できるお悩み

FOMCとは

FOMCの日程など

FOMCの金利による影響

 

 

 

FOMCとは

繰り返しになりますが、FOMCとは『Federal Open Market Committee』日本語で言うと連邦公開市場委員会の事になります。

 

FOMCってなんなの?という事ですが、アメリカの金融政策を決定する会合のことになります。その会合で、現在の景況判断と政策金利(FF金利)の上げ下げなどを決め、その方針が発表される形になっています。

 

アメリカの金融の政策をどうするか決めている会になるので、世界の金融マーケットに非常に大きな影響を与えるので、みんな注目しているってことです。

 

日本では、『日銀金融政策決定会合』というのがあり、ここで日本の金融政策を決めています。

 

 

FOMCの日程

FOMCは年に8回開催され、会合で決まった結果が市場の予想とは違った場合には、株式市場や為替レートに大きな影響が発生し、世界の金融市場にも大きな影響出ることになります。

 

2021年 FOMC 日銀金融政策
(米連邦公開市場委員会) 決定会合
1月 26~27日 20~21日
2月
3月 16~17日 18~19日
4月 27~28日 26~27日
5月
6月 15~16日 17~18日
7月 27~28日 15~16日
8月
9月 21~22日 21~22日
10月 27~28日
11月 2~3日
12月 14~15日 16~17日

 

 

FOMCの発表時間

FOMC(米連邦公開市場委員会)の議事録が公表されたり、パウエル議長が発言されたりの時間は、おおよそ日本時間で、午前3時30分ほどから始まります。

 

この時間は為替などの急激な変動が起きる可能性が高いので注意するべき時間帯です。

 

 

FOMCの金利

FOMCの影響

 

 

FOMCでアメリカの金利を上げたり下げたりするのは分かったけど、なんでそんなに金利が重要なの?

 

と思う人は非常に多いと思います。アメリカの金利次第で金融マーケットが動く理由をわかりやすく説明しますね。

 

 

金利による影響

初心者向けにめちゃくちゃシンプルに説明しますね。

 

現在アメリカの金利は1.25%だとします。つまり想像して欲しいのですが、銀行に100万円預けたら1万2500円増えるという事です。

 

金利が上がった場合

FOMC金利上昇の影響

 

皆さんからすると、銀行に預けて増えるのはめちゃくちゃ安心ですよね!これはどこの国でも安心な所に預けてお金が増えるのは好まれますよね。ですので金利が上昇するとお金を預ける人が増えます。

 

 

FOMC金利上がるとどうなる

 

つまり株を売って現金にし、安全に利益が見込める銀行や債券を購入する方に動きます。なので、金利が上がると株が売られるので、株価は下がる傾向があるという事になります。

 

まあこれだけではなく、金利が上がれば勿論、企業はお金を借りにくくなるので、事業縮小や停滞などにより株価が下がるという考えもあります。

 

 

金利が下がった場合

FOMC金利上昇の影響

 

 

金利が下がるとつまりは、銀行に預けてもお金が増えないという事になります。安全だけど預けていて増えないのであれば意味がないと思う人が増えるので、お金を引き出す人が増えます。

 

 

FOMC金利下がるとどうなる

 

 

つまり現金を引き出し、利益が見込める株式市場などへの投資が進む形なります。ですので、金利が下がると現金が引き出され、投資に向かうので株価が上昇する傾向があるという事になります。

 

まあこちらも、これだけではなく、金利が下がれば勿論、企業はお金を借りやすくなるので、事業拡大が見込め株価が上がるという考えもあります。

 

 

FOMCとテーパリング

以前テーパリングを記事にしたので、テーパリングに関しては下記の記事を読んで頂きたいです。

 

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テーパリングとはめちゃくちゃ簡単に言うと、「景気上向いてきたんで、景気対策を縮小しますね!」という事です。このような話し合いもFOMCでは行われており、縮小していくという事は金利も上げる可能性があるなどの部分があるからです。

 

FOMCではテーパリングに関しての議論も行われるので、テーパリングとの関連性が非常に強いという事になります。

 

 

FOMCまとめ

FOMCとは、Federal Open Market Committeeの略、アメリカの金融政策を決定する会合のことで、FRB(Federal Reserve Board=連邦準備制度理事会)が年8回開催している。

 

決めていること

  • 政策金利(FF金利)の引き上げ、引き下げまたは現状維持の方針を決定
  • 金融政策の方針を決定

 

FOMCで発表されることは、金融市場に大きな影響が出るため投資家全員が注目している。利上げ利下げなどで、世界のマーケットの大きく上下することになるので、注意が必要な会合という事になります。

 

市場予想との乖離があるかないかで、インパクトはかなり違います。例えば市場が0.25%の利下げを予想して、実際には0.5%の利下げが発表されると、予想外の結果で株価や為替に大きな影響が出たりします。

 

 

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