現在世界中のトレーダーに利用され始めているチャートツールのトレーディングビュー(TradingView)について、その特徴やメリット・デメリット、無料で使う方法などを説明して行きます。
この記事に来てくれた人は、トレーディングビュー(TradingView)が気になっているか、良いチャートツールがないかなとか考えていると思います。
この記事を読んで頂ければ下記のあたりを理解することができますので、ぜひ読んで頂ければ幸いです!
この記事で解決できるお悩み
トレーディングビュー(TradingView)とは?
トレーディングビュー(TradingView)の料金について
トレーディングビュー(TradingView)の無料での使い方
トレーディングビュー(TradingView)とは?
トレーディングビュー(TradingView)は、投資をする際に使われるチャート分析ツールで、現在世界中のトレーダーに利用され始めている非常に有益なチャート分析ツールです。
どのような金融商品でもチャート分析が可能です、FXや株、仮想通貨をなどほぼ全ての金融商品を網羅しています。
特徴
- 高性能チャートツール
- クラウド型のWebブラウザチャートツール
- 世界中の市場データを表示可能
- 世界1,500万人を超えのユーザーが利用中
トレーディングビュー(TradingView)の概要
トレーディングビュー(TradingView)は、アメリカシカゴが本社のTradingView Inc.が開発・運営している多機能チャート分析ツール、今では重要なSNS機能も備えているので、トレーディングビュー(TradingView)を使い世界中のトレーダーとオンラインでつながりを持つこともできます。
トレーディングビュー(TradingView)は世界中で多くのトレーダーが利用を始めており、現在ユーザー数は1500万人を超え、日本でも数十万人以上のトレーダー利用しています。最近では投資系Youtuberの必須ツールになっているようです。
トレーディングビュー(TradingView)を無料で使う方法
トレーディングビュー(TradingView)にはBasicプランというのが存在しており、このプランを選べば実質無料でトレーディングビュー(TradingView)を利用することが出来ます!
ですので、無料で利用したい場合は、Basicを選んで始めましょう、Basicはいくつかの制限がつきますが、他の有料プラント同様にあらゆる金融商品のチャートを確認できます。
Basic(無料プラン)の主なデメリット
- 広告が毎回表示される
- インジケーター利用は同時に3つが上限
- 1つのタブに1つしかチャートを表示なので、MTF分析しにくい
- 複数パターンのチャートレイアウトを保存不可
- 出来高プロファイル指標など、便利な機能が一部使えない
トレーディングビュー(TradingView)の料金
トレーディングビュー(TradingView)には無料プランと有料プランがあります。料金体系は下記なっています。
支払い方法 | Basic | Pro | Pro+ | Premium |
---|---|---|---|---|
月払い | 無料 | 12.95ドル/月 約1,750円 |
29.95ドル/月 約3,450円 |
59.95ドル/月 約6,900円 |
年払い | 無料 | 155ドル/年 約17,800円 |
299ドル/年 約34,400円 |
599ドル/年 約68,900円 |
無料プランは【Basic】有料プランは【Pro】【Pro+】【Premium】の三種類が用意されています。料金が上がるごとに利用できる機能が増えていく形です。
支払い方法は月払いと年払いがあり、年払いの場合は割引料金で利用することができます。(基本的には年払いをおすすめします)
ちなみに、私は下記の画像(実際の契約状況)の通りで、年払いの【Premium】プランで使っています。
トレーディングビュー(TradingView)で出来る事
トレーディングビュー(TradingView)では、株価や為替、仮想通貨、国債、指数など、あらゆる金融商品をチャート分析可能です。その為、チャートを複数表示し、マーケット状況をあっという間に把握可能です。
機能
特徴
- 株・為替・仮想通貨、指数あらゆる金融商品に対応
- MT4やMT5などを超えるインジケーターの数
- インジケーターの制作&共有(プログラム必要)
- SNS機能で世界中のトレーダーと繋がれる
- デモトレードや検証的な機能がある
- いくつかの業者ではトレード機能としても利用できる
Webブラウザで使えるチャートツール
現在殆どのチャートツールが、デスクトップPCにインストールして使う物がほとんどでしょう。そのためまだ殆どの投資家がインストール型のチャートツールを利用していると思います。
しかしトレーディングビュー(TradingView)は、Internet ExploreやGoogle Chrome、Safariなど、webブラウザ上利用することが可能です。つまり、トレーディングビュー(TradingView)はwebブラウザとインターネットの環境があれば、いつどこでもチャート分析が行える、ツールということです。
またトレーディングビュー(TradingView)は、ipadなどのタブレットやモバイル版など、さまざまなwebブラウザに対応しているので、PCが無い方でも、スマホがあれば簡単にテクニカル分析が可能です。
圧倒的なインジケーターの数&描画ツール
トレーディングビュー(TradingView)は、チャート分析ツールの中でも圧倒的に多くのインジケーターや描画ツールが実装されています。これはテクニカル分析を行うトレーダーとって、必須の条件になると思います。
また、トレーディングビュー(TradingView)のインジケーター数は約90種類以上もあると言われており、どのような分析にも対応することが可能です。お気に入り登録なども可能な為、瞬時に自身のテクニカル分析を行うことができます。
取扱通貨と銘柄の豊富さ
トレーディングビュー(TradingView)は世界中の市場データを網羅していることから、さまざまな金融商品のチャート表示が可能です。
株(日本株・米国株)や為替、指数、仮想通貨まで世界のあらゆる金融商品を、複数チャートで表示することが可能です。トレーディングビュー(TradingView)さえあれば、他のチャートツールは必要ないとまで言えます。
SNS機能
トレーディングビュー(TradingView)は、世界中のトレーダーとアイデアなどを共有できるいわゆる【SNS機能】があります。SNS機能とは、投資家同士が相場分析したり、投資アイデアを交換するなどSNSのようなことが可能です。
意見交換を行う金融商品は、株やFX、仮想通貨などに分類されいて、それぞれをチャットで見たりできます。このSNS機能を使って、他のトレーダー達が相場の方向感をどのように捉えているのか、それらを確認するツールとして使うことも可能です。
トレーディングビュー(TradingView)メリット・デメリット
それでは簡単にメリット・デメリットを挙げていきます!一部先程の機能の部分と被る面もありますので!
メリット
株・為替・仮想通貨などあらゆる金融商品のチャートを表示
トレーディングビュー(TradingView)最大のメリットですが、株・為替・仮想通貨などあらゆる金融商品・銘柄のチャートを表示可能な点です。
殆どのチャート分析ツールは、株やFX、仮想通貨などそれぞれの金融商品に対してチャート分析ができる形だと思いますが、トレーディングビュー(TradingView)は、下記の様にあらゆる金融商品や銘柄のチャート分析が可能です。
- FX
- 株式
- 仮想通貨
- 先物
- CFD
- 債券
- 指数
株や為替などの金融市場はそれぞれ関連している形になりますので、例えばもし株式のみを取引していたとしても、為替などの状況を把握しておくのが賢明です。
トレーディングビュー(TradingView)さえあればわざわざ複数のツールを立ち上げる必要はありません。
クラウドツール
トレーディングビュー(TradingView)は、クラウド上で利用するチャート分析のツールとなります。そのためPCでもiphoneアプリでも、自分のアカウントでログインすれば、どのデバイスでも同じ設定状態の利用が可能なデバイス間で同期すること可能なツールです。
またPCやスマホを変更した場合でも、クラウドに保存されているため、また最初から設定をやり直すことなども必要はないです。
インジケータが豊富
トレーディングビュー(TradingView)は、テクニカル分析に使える描画ツールやインジケーターが驚くほどの数が用意されています。
何か、インストールなどせずとも、必要なインジケーターは揃っていると思って頂いてだ丈夫です!
SNS機能
トレーディングビュー(TradingView)はSNS機能の機能があり、世界中のトレーダーのアイデアを学ぶことができます。
・株式・FX・仮想通貨などの金融商品ごと
・フィボナッチ・トレンドライン・チャネル・フラクタルなどの分析方法ごと
このように分類が細かくわかれており、多数のアイデアの中から必要としているものを見ることができます。
デメリット
無料プランは制限付き
トレーディングビュー(TradingView)は無料プランと有料プランの2種類があり、無料プランでも有料プランと同じく、すべての金融商品や銘柄のチャートをチェック可能ですが、例えば、
- 1つのタブで複数のチャートを表示不可
- インジケーターの同時使用は3つまで
このような機能面の制限がある形になります。
トレードに利用できる業者が少ない
TradingViewはあくまでチャートツールがメインであり、TradingViewでトレードができるのは何社かのFX業者のみとなっています。
利用可能業者
- TradeStation
- OANDA
- FOREXcom
- FXCM
- みんなのFX
- LIGHT FX
まとめ
まとめるとこんな感じです。
- トレーディングビュー(TradingView)とは世界中のトレーダーに使われ始めているチャート分析ツール
- 無料で使う事もできる
- 有料プランは【Pro】【Pro+】【Premium】の3種類が存在している
- 価格は年払いプランでいうと約17800円~69000円程
- webブラウザがあればどこでも利用可能
- 金融商品の殆どのチャートが見れる
- インジケータの量が非常に多い
- SNS機能で世界中のトレーダーと繋がれる
- 無料のプランは制限付き
- トレードに利用できる証券会社はまだ少ない
正直自分は【Premium】プランで利用しています。もうトレーディングビュー(TradingView)なしではテクニカル分析ができないほど利用しています。絶対に利用した方がいいと思うツールなのでおすすめします!